鴨川シーワールド
私は水族館がすきで、とてもすきで、友だちといく旅行は最近もっぱら水族館。
1泊2日で三重県までいって、伊勢神宮の近くまでいったのに伊勢神宮によらず、2件水族館いったって言うと引かれる。なぜだ。はじめての三重県は楽しかったぞ。ジュゴンのセレナさまは美しかったし、カワウソと握手してイルカとキャッチボールした。
鴨川シーワールドの話がしたい。
一緒に水族館にいく彼女は、いっとうシャチがすきで、だから鴨川シーワールドにいった。水族館でみれるシャチは、日本には7頭しかいない。名古屋港水族館と、鴨川シーワールド。
名古屋港は生体展示が主で、比較的最近ショーをはじめたばかりだったからかな、飼育員さんの言うこときかないきかない。ショーの最中に、みんなサブプールに帰っちゃって、メインプールががら空きになったのを見た。思わず笑っちゃった。がんばれーーーって応援したくなる。あれからすこし経つし、ちょっとは慣れてきたかな、どうだろう。カメラにドアップするのめちゃくちゃかわいいからみんなに見てほしい。
鴨シーは、とぶとぶ。シャチがとぶし水もとぶ。朝と午後のショーの内容がすこし違くて、たぶん午後はめちゃくちゃ水かけてくる。係のおじさんのアナウンスがすごいから聞いてほしい。思わずみんなポンチョ買ってた。
その日は、水にかかりにいくことを覚悟して、前から3列目。ポンチョを着て顔以外の穴はふさいで靴も靴下もぬいでカバンはビニルバッグにしまった。もちろんすまほもしまう。海水にやられたらしぬ。
もうね、バケツの水かぶるみたいだった。ぶわちゃーーー。ふたりして口あけてみてるから、しょっぱい。
でもね、水をかぶることによって、シャチとの、私との、ほかのお客さまとの、距離がなくなるかんじがすごくよい。ライブみたいな一体感。楽しい。みんな楽しいのがわかる。シャチがとんだ瞬間、時間が止まるようだった。息をのむのがわかるんだ。正直海水で目が痛いけど、必死にこすって見た。
鴨シーいくなら、絶対シャチのショーは見てほしい。
シャチのプールは、下から、水槽として見ることができる。レストラン「オーシャン」で、食事をしながら見れるんだ。今回はせっかくだから、水槽前の席に並んで、入ってみた。控え室で待つのすごい、パイプ椅子並んでた。
並ぶのが苦じゃないのなら、断然このレストランで食事するのがおすすめ。ちなみに私と彼女は、食事するためにレストランにいったんじゃなくて、シャチ見るためにレストランにいったから、待つことは全然いやじゃなかった。
シャチがゆっくりみれて、しかもごはんがおいしいとかしあわせすぎて。皿にのったごはんが、シャチの形でかわいいの。ポークシチューがかかってて大満足。デザートプレートも頼んだ。ふたりでシェア用みたいで、ドリンクがふたつつく。プリンもひとりふたつつく、多くないか。
シャチくじもあってね、いっかい1000円でくじをひいて、シャチのぬいぐるみもらうの。一等は大きくて、五等に近づくにつれ小さくなる。
うちの家にはすでに五等の山田と後藤がいて、彼女もひとり四等がいるのにさんかいもひいてた。五等がさんにんそろってた。
いつか一等でるかな。でも大きすぎるから、二等くらいがいいな。五等は小さすぎるから、かわいすぎるから、大きいのがほしい。でもくじ運ないからこわくてできない。
夏の時期には、一等より大きな特等がでるらしい。年によってあったりなかったりするらしいけど、きっとそれを持って電車には乗れないだろうな。
彼女はシャチのぬいぐるみポーチを背負って鴨シーを歩いてたから、最終的によにんもシャチをつれて歩いてた。やばい。ちなみに私はセイウチのぬいぐるみポーチ。洋服もセイウチにあわせて茶色できた。
鴨シーについて話をしたいのに、シャチだけでこんなに長くなってしまう。すごいなあ鴨シー。またいきたいなあ鴨シー。
キンモクセイ
雨の日のキンモクセイって、ほんとに香る範囲を拡張させてくるというか、近いと思ったら案外遠いところに咲いていたりする。
さらには、咲いてたのに風で、咲いたまま散ってしまったとき、そのあたりはキンモクセイの香りでいっぱいになる。
台風が夜のうちにすぎて、朝、一面のキンモクセイの香りだった。下の階のひとが、植木鉢で育てているんだ。
バスからみえた、キンモクセイの木の下には、たくさんの花が咲いたまま落ちていて、いまにも香ってきそうで、やわらかそうだった。きっと、吹いた風でまた舞って、誰かに香りを届けにいくね。
久しぶりに透明水彩を使って絵をかいた。マスキング使うのはもっと久しぶり。消しゴムよりピンセットのほうがインクをとりやすいね。届け届け。
おいしい食パンを食べて、彼女のことを思い出したら、ちょうど連絡がきてびっくりした。こんど会うなら、誕生日プレゼントを買ってかなきゃな。
会社いきたくないなー。働きたくない。パソコン仕事いやだ。
冷えた空気
朝の冷えた空気がすき、外でも、家でも。
引っ越しをして、いままで暑かったわけだけど、今日はひんやりした空気。気持ちのよい朝だ(これで休みなら完璧だった)。
っあ、いまバス間違えたの気がついた。まぎらわしいんだよなあ…。途中で電車乗ろう。このバスの方がすいてるし、電車乗り換えたらこっちの方が着くのはやいんだよなあ。まだ定期あるからできるけど、来月からは気をつけなきゃ。そして定期解約しなきゃ
フローリングがつめたくて気持ちよい。これでこそフローリング。
フローリングがつめたくて、ちょっと寒かったからスリッパはいたんだけど、階段の数歩でぬげてる。鴨シーで買った、シャチのスリッパ。背ビレ、尾ビレ、手のヒレ?もついてる。かわいい。
そういえばずっと書いていなくて、鴨シーとか、同期との飲みとか書けばよかった。鴨シーはあとで書こうかな。
あいかわらずばたばたと生きている。家でずっと寝ていたいのに外に出てばかりでしんどいけど断れない。断れと言われているけど、それはとてもさみしくて。なんだろうこのさみしさは。つながっていたいわけじゃないんだけど、さみしいよ。
いまから演奏会、仕事終わらなかったから遅刻だー。ひとつメールを送り忘れてしまってショックを受けている。がーん。
あきらめた。さあいくぞいくぞ。
演奏会
会社が協賛してる演奏会が、無料だったからいってきた。1時間もいなかったけど、結構よかった。
知ってる曲はあらかた終わってしまっていて、メリーポピンズとかききたかったのだけれど、それでもよい音楽がきけた。
いちばんすてきに思えたのが、ピアノ、バイオリン、オーボエの三重奏。ラフで丈の短いドレスが多い中、このさんにんは床につくくらいのドレスを着てた。薄ピンク、スミレ色、エメラルドグリーン。並ぶだけでどきっとした。
すてきな音楽をきくと、皮膚が泡立つような、あのぞわっとしたかんじになるのはなんでなんだろう。皮膚が、ぶわわってなって、眉間がきゅーーーっとする。共鳴してるのかな、すきだから共鳴するのか、共鳴できる音楽がすきなのかはわからないね。
映画館で、ボヘミアンラプソディーの宣伝をしてたんだけど、あれもぶわわってなった。クイーンの音楽を、映画館の音響できくのは、ほんとすごくて、ああもうボヘミアンラプソディーもみたい。11月まで待たなければ。楽しみだ。
プライベートの忙しさがすごいのだけど、誘われたら断れない。ここ最近おうちでゆっくりっていうのが全然ない。台風だしはやく帰りたい。ねむい。
マンマミーア!
マンマミーア!ヒァウィーゴーをみにいきました。いけると思った日がちょうど1日で、映画が安い日で、一応予約していってよかった。ほぼ満席。
自分のすきな映画が、サウンドオブミュージックとメリーポピンズとマンマミーア!なんだ。どれもだいすき。そのうちのひとつのマンマミーア!が、続編をやるときいていくしかなかった。ずっと楽しみにしてた。
ちなみにメリーポピンズもこんど続編やるから楽しみでしかたない。
以下、すこしねたばれかもしれない、ねたばれないかもしれない。
前作をみてたら、より楽しいから、絶対前作みたあとみてほしいんだ。階段の手すりですべったりとか、さんにんのかけ声とか。ケーキ食べ続けてお酒飲み続けて。うたって、おどって。かわらないんだよね、女友達って、そのままなんだ。
もうね、さいしょからぶっとんでるの。卒業式の先生のきょとんぶりがすごい。こんなとこで先生とキスしただなんて歌うたったらやばいよ大問題だよ。なんて自由なんだ。
そのあとのハリーとの出会いもひどい。でも、ひととひととの出会いなんてこんなものなのかも。しかしハリーはこのころから男うけしてたんだな。
どこまでも明るいんだ。海も空も、ひとも輝いていて、それぞれが悩んでいるはずなのに、暗くなくて、ひたすらに音楽の楽しさを教えてくれている。生きることのしあわせさとか、自由さとか。男も女もなんだっていいかんじとか。
私たちはなにをしたっていいんだね。自分の意思で、選んで、生きていく。このすばらしさよ。
最後には泣いてしまった。さみしさと、しあわせさで。ひとはしんでしまうけど、またひとは生まれてゆくんだ。生きてるひとは、生きたままなんだ。生きていくんだ。
エンディングは、だいすきな曲だった。前作で、めちゃくちゃかっこよかった曲が、今作にはなかったなあと思ってたところだったから、すごくうれしくて、そしてやっぱりかっこよかった。
またみにいきたい。ほんとによかった。みんなにみてほしい。特に女のひとにおすすめしたい。男のひとも楽しめるけど、あの女の独特なかんじを、同じ私たちに楽しんでほしいんだ。
ほんとによかった。CDもDVDもほしい。そう思う映画って、めったにない。
プール
今日は誘われたのでプールにいく予定。ひとりでもいくけど、誘われるのはやっぱりうれしいから、いけるかぎりいっちゃう。
明日もプールにいくの。ナイトプール。インスタ映えと巷でうわさのナイトプール。煌々とピンクにひかってるらしい。同期に言ったら、チャラいって言われたけどチャラくないよー。男をあさりにいくわけじゃないよー。付き合ったらひといるひと過半数だよー。
写真をSNSにあげないでと言われて、私はあげないけど、ほかはどうか知らなかった。そしたらうつりこまないでと言われてしまって、思わず笑った。できるかなー。それ、頼むのが恥ずかしいんだよ。顔隠したらいいのかな。
ナイトプール、はじめていくから、結構楽しみだったりする。夜のプールって、憧れだよね。学校とかしのびこんで、プール入るとか、よく漫画であるし、いいなあと思ってた。わくわくする。ほら、夜ってことはいっしょだ。
ナイトプールは実家の隣駅なので、引っ越したばかりなのに、すぐ実家に帰る。というかほとんどあの家にいないなあ。来週も病院で実家。
千石が天国に聞こえるバスに乗ってる。今日いつもよりバスが混んでいて、どうしたのというかんじ。同じバスなのに、どうしてこんなに混み具合ってかわるのかな。
今月はつかれたよ。へとへと。明日ごろごろしてナイトプールいって、明後日は藤田嗣治の絵をみにいくんだ。招待券をありがとう。
今日もいきる。仕事終わらすぞーー。
じいちゃん
じいちゃんが亡くなって、ばたばたしていたわけだけど、無事お通夜も告別式もすますことができた。斎場が混んでいて、亡くなってから一週間後だった。
いかにも怪しい電話がかかってきて、これはいわゆる葬式泥棒というやつではというかんじで、警察沙汰になったけど、みんな無事。
「最後まで警察のお世話になっちゃって」
なんて笑って言ってたけど、普通に生きてたら警察のお世話になることってあんまりなくないか。
たびたひ警察のお世話になっていたらしいじいちゃんだけど、私にとってはよいじいちゃんというか、結構すきだった。
私がアイスがすきなことを知っていて、いくたびにたくさんのアイスとともに出迎えてくれた。お刺身もさばいてくれた。おいしいチョコレートだぞって言って棚からたくさんチョコレートをくれた。って今思えば餌付けされてる。
ひといちばいこだわりが強くて、おしゃれで、しかもかっこよかった。
最近は会ってなかったし、それはきっと忘れられていたからで、でも元気に生きていると聞いていたからよかったんだ。急だったなあ。
もう私の名前を呼んでくれないと、ばあちゃんが言って、泣いてしまった。ずっとばあちゃんを呼んでいたじいちゃんだった。旅行中もずっと呼ぶものだから、同じツアーのひとがみんなばあちゃんの名前を覚えるくらいに。
さよなら、と思う。
さよなら、さよなら。
生きていないあなたも、生きている私たちも、すこやかに眠れますように。