グレイテストショーマン


ずっと前から借りていて、よいよいと言われていて、おやすみの日にやっとみることができた。

だいすきなふたりにおすすめされて、期待値は高くて、はちみつれもんとレーズン用意して気合い入れてみた。


主人公が、将来の奥さんと出会い、結婚し、仕事で成功して失敗していろいろ気づく話、っていうと普通なのになあ。

以下、ねたばれだったりねたばれなかったり。









































めちゃくちゃよかった。正直レーズン食べるひまなかった。


はじめのね、ショーのはじまりのうしろすがたがほんとかっこいいのね。うわああはじまるはじまる!みたいな気持ちになる。その後くるくると、うたって、おどって、ひたすらに華やかで。もういっきに引き込まれた。


将来の奥さんとの出会い、もうふたりともほんと楽しそうで、ふたりにとって大切な思い出なんだろうなっていうほどきらきらしてる。そのあと結婚してふたりで暮らしはじめて、屋上で踊るの。もうずっと、ふたりでいるだけで、しあわせなんだろうって、楽しいんだろうって、胸がいっぱいになる。白い布がひらひらしてて、奥さんのスカートも、髪も、ひらひらしてる。こどもができてからも、しあわせそうで、白い布がひらひらしてた。


ショーの相棒との、駆け引きのシーンもよかった。バーで、うたって、のんで、ガラスがいきかう。木のカウンターにガラスを置く音がひびく。しらーっとした顔のバーテンダーさんもかっこいいけど、ほんとふたりがかっこいい。帽子をこうかんこしたりだとか、すてき。


相棒と空中ブランコの彼女のやりとりも美しかった。しなやかで、セクシーで、うっとりする。恋い焦がれて、でも身分というか立場の差があって、でもだいすきで、最後はあーーーってなる。あーーーーっ。


そのあとは主人公のくそやろうゾーン。おすすめしてくれたひとは、「この映画はすきだけど、主人公がくそやろうだし仲良くはなれない」と言っていたのを思い出す。

だけど、私たちはいつでもくそやろうみたいに行動してしまう危険があると思うんだ。


ほんとうに大切なものはなにかを考えるシーン、ショーの仲間と再起を決めたあのシーン。ボロ泣きした。たくさんのものをなくしかけたけど、まだ、残っているものがある。なんどだってやり直せる。言葉でいうと使い古されて、陳腐な感じがしてしまうけれど、使い古された言葉っていうのは理由があってずっと使われていたんだよね。もう、まさに、言葉通りに、なんどだってやり直せるって叫びたい。


よかったなあ。このシーンがいちばんすきだ。もちろんそのあとの、ショーのシーンもすき。帽子をわたすところ最高。


仕事おわんない、図心とか断面二次モーメントとかほろびればいいのに。