中学の吹奏楽


で旅行にいきました。伊東。星野リゾート 界 アンジン。社会人になると、こんなところに泊まれてしまう。


青い目の侍、和名は三浦按針氏。家康に止められて、日本を出れなくて、妻子に会うことも叶わずにしんでしまった。彼の残した船と、その技術が、いまもきっとこうして残ってる。

たくさん感謝しているひとがいるよ。だってあなたの名前が、本名が、こんなにも地に在り続けている。


和名からとった、このホテルは、船と灯台でできている。

廃船の、部品でできたモニュメント。どこの海を渡ったのかしら、その海を覚えているの、きれいだったらいいな、記憶の海に、還れるといいな。どこにあった部品かはわからないけれど、たしかにきみたちは船だった。

キーチェーンが灯台。作家さんの手づくり。灯台の鍵が手の中にあるみたい。夜、ひかりをつけにいきたい。

船の模型も、蔵書も、こまかくこまかく、うつくしい。


朝ごはんも夜ごはんもついていて、らくちんでした。コースみたいに各々が次々と運ばれてくる。

朝のお鍋がおいしかったな。お魚のおだしをとったお鍋。味がしみていてほっこりした。


お祝いしてくれてありがとう。ねえ、あなたたちが喜んでくれるだけで、私はほんとうにうれしいな。最後、ぐだぐだしてしまったけれど、会ってくれてありがとう。きみもきてくれてありがとう。


朝焼けの時間におきて、海をみていた。赤く、しろく、靄のかかる春の海。帆船がひとつ、港からでる。波がしろくついてゆく。青い服の少年が走る。


お風呂に大きな窓がよんまいあって、連作の絵画みたいだった。左から。陸地。貨物船。灯台。海。写真をとりたいくらい。お風呂の水は透明なのに、海と、空が、反射して青く青くどこまでもゆらめく。


楽しいよ、みんながいるだけで私は楽しい。とても楽しい。楽しすぎて体力つかって昨日はすこし疲れたな。

ありがとう、ほんとにありがとう。泣きそうだよ。


今日はほとんどいちにち会議。