海に還りたい。
還る場所をいつだって探してる、厨二みたいな私が、ここと決めた還る場所。
骨はぜったい、まいてもらうの。お墓にははいりたくない。海に、さらさらと、しろく、深く、なりたい。
ヨットがたくさんいる日だった。遠くに、三角の影がみえるね。
ゆらゆらと、風もふかないのに、ぶれて、動いて、存在が不確かだ。
しろとくろ。波が、加工してないのに、色味がなくて、現実感がないや。
水平線だけ、ひときわしろくひかっていた。
すきだ。海は、とても。
ずっとずっとみていたい。
女のひとの指輪のサイズの平均、ちいさくないか。
自分の指、ふといと思ったことなかったんだけど、そうか、そうなのか…っ。